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「(素人による)花の名しらべ」入力項目のヘルプ

「(素人による)花の名しらべ」の入力操作に関する説明です。同アプリケーションでの用語集でもあります。


全体の説明

例えば、[グループ]で「重み」を2、「アオイ」を選択し、[区分]で「重み」を1、「高野草」と「高園芸」を選択したとします。

選択指定がすべて完了したら、「指定完了」へ進みます。「指定完了」をクリックすると、「候補表示」に候補花のサムネイルが表示されます。
得点順、同一得点のときは原則として花名称の五十音順に表示されます。

サムネイルをクリックすると、「決定画面」該当花の拡大画像やデータベースの内容などが表示されます。
「参照URLs」などにより、この花が求める花であるかどうかを確認します。

注意


最低得点

すべての条件は「あるいは(or)」の関係です。そのため、多くの項目で指定すると、選択される数が非常に多くなり役に立ちません。「最低得点」を大きくすることにより、合計得点≧最低得点のものだけに絞り込むことができます。


名称

花の名称(別名)の指定。「アザミ」のように全角カナで入力。
 完全一致(重みを与える)のときは、アザミだけが選択され、部分一致のときは、アザミ以外にキツネアザミやマリアアザミも選択されます。
 別名も検索の対象となります。例えば、エキノプスの別名がルリタマアザミなので、これも選択されます。
 検索は文字列の単純比較です。例えば「キク」の部分一致では「フランスギク」は選択されません。


グループ


区分

この項目はすべての花に定義されています。
区分
 野草:道端や空地などで見かける、抜いても叱られそうもないもの
 園芸:花店で売っている。誰かが植えたもの
 作物:主に畑に植えられている
 木: なんとなく草ではなく木に見えるもの
 蔓: 蔓があるように見えるもの
高さ 見たときの高さ
 木:低木<3m<高木
 草:低<15m<中<120cm<高


類似花

(葉や茎を無視して)花だけに注目した区分です。観葉植物など花を重視しないものについては対象にしていません。
代表的な花を指定して、似た花を選択します。「似た花」とは私の直感によるもので、厳密な基準はありません。
以降の「花構成」や「花形状」などで細かく指定するのではなく、直感的に指定できるのが特徴です。
しかし、これによるグループ化されているのは80%程度です。

例えば・・・
 サクラ:木で、単一の花で2cm~3cmの5弁の花弁が放射状にでているもの。
 アサガオ:2~5cmの漏斗形5弁の花
 ハコベ:低い草で、1cm程度の白・ピンクの5弁花
 ヒヤシンス:中程度の草で、茎に円柱状に隙間なく咲く。花茎には葉がつかないことが多い。


花構成

「花の付き方」に関するもので、花序に似た区分ですが、私の直感に直感で名称を付けています。
花が主体の草木は、ほとんどどれかの区分に属しています。

単一
花が独立している。一輪だけを取り出しても花の特徴がわかる
例:ウメ、コスモス
(注意)単一を指定すると、単一放射も含まれます。
単一放射
花は単一だが、頂上で放射状に散開するもの
例:ユリ、ノウゼンカズラ
同花集合
小花が平面形あるいはやや山形に集合。構成する小花は同一形状・同色
例:コデマリ、テマリアジサイ
異色集合
同上。小花は同一形状だが色が異なる
例:ランタナ、アリッサム
(注意)同花集合なのに、成長途中では内側の色が異なることがある。
異花集合
同上。小花は外側と内側で異なる
例:ガクアジサイ、イベリス
(注意)同花集合なのに、成長途中では内側が蕾で異花集合に見えることがある。
円柱集合
花が茎に円柱・円錐状に密着してほぼ均等についてもの全般
例:ストック、ルピナス、ユキヤナギ
片側集合
円柱集合のうち、茎の片側だけ、あるいは2側だけに花がつく。
例:メドーセージ、ナギナタコウジュ
房状集合
円柱集合のうち、房状・尾状に垂れ下がるもの
例:クリ、フジ
穂状集合
円柱集合のうち、穂状のもの
例:イネ、ススキ
分岐集合
茎の上部が分岐を繰り返して小さい花が集合しているもの
例:オミナエシ、ミズキ、ナンテン
頂上集合
枝・茎先端に集まっているもの。球集合、放射集合を除く
例:シャクナゲ、トウワタ
球集合
頂上集合のうち球状・半球状に集合しているもの
例:ネギ、シロツメクサ
放射集合
頂上集合のうち、先端で放射状に広がる。単一放射と異なり小花の集合
例:ルリマツリ、クロホシオオアマナ
段状集合
一つの茎に、階段状間隔で集合しているもの。貫茎状も含む
例:ダンギク、エルサレムセージ
菜花集合
ナノハナ(アブラナ)のような集合
例:アブラナ、ダイコン
雑集合
上のどれにも属さないが、小花が集まっているもの
例:クワ、コムラサキ

花形状

一つの花(小花)に注目したものです。花径が小さいものは判断しにくいものもあります。

少弁放射形
中心から6弁以下のやや広い花弁が放射状に出ている。非常に多い
例:サクラ、ハナミズキ
多弁放射形
中心からやや細い花弁が多数放射状に出ている
例:ノースポール、オオキンケイギク
八重放射形
八重・重弁のもの
例:タンポポ、ダリア
(注意)少弁放射形・多弁放射形の亜種としてこれになることもある
棒弁放射形
針・棒・紐形の花弁が放射状に出ている
例:ブラシノキ、ネムノキ
漏斗形
花柄が長く花弁が合着している
例:アサガオ、ツツジ
高杯形
漏斗形に似ているが、花柄が細く長く、上部が水平に開く
例:ユリ、シバザクラ、オシロイバナ
筒状形
花の付根が筒状で、そこから比較的短い放射状の花が出る
例:ノゲシ、センダングサ
蝶形(マメ形)
マメに代表される
例:マメ、フジ、ツユクサ、ハナズオウ
唇形(シソ形)
合弁。2枚の小さな上唇(花弁)と1枚の大きな下唇、その間に2枚の花弁がある。
例:シソ、ゴマ、ホトケノザ、ミント、ヒメオドリコソウ
壺鐘形
壺形および鐘形
例:スズラン、ホタルブクロ、アセビ、ドウダンツツジ
アヤメ形
皺が多い2x3弁あるいは6弁の花
例:アヤメ、ハナショウブ、アシュガ
小玉形
小玉のような花が放射状に広がっている
例:ヤツデ、タラノキ
針棒形
多数の花弁が針・棒のような形
例:アザミ、エキノブス、ヒメムカシヨモギ、コセンダングサ
糸紐形
同上。花弁が糸・紐のような形
例:マンサク、シライトソウ、スモークツリー
有距形
花に尻尾のような距がある
例:スミレ、オダマキ、ハクチョウソウ
独特形
独特な形をした花
例:カラー、コエビソウ、ゴクラクチョウカ

花弁

花弁の特徴に注目します。
主に少弁放射形、多弁放射形、八重放射形を対象にします。蝶形、唇形、壺鐘形の多くは定義されていません。

不揃弁
弁の長さが異なるもの
例:ユキノシタ、ベゴニア、オルレア
肉厚弁
弁が肉厚のもの
例:アメリカデイゴ、カモメヅル
有皺弁
弁の皺が目立つもの
例:カボチャ、アヤメ、ボタン
有毛弁
弁が毛深いもの
例:カラスウリ、ハハコグサ
有斑弁
弁に斑点が目立つもの
例:ジギタリス、ホトトギス、ユリズイセン
回転弁
弁がスクリューのように曲がっているもの
例:ツルニチニチソウ、テイカカズラ、キョウチクトウ
葉弁
葉が発達して花の一部のように見えるもの(明らかに葉だとわかるものに限る)
例:ブーゲンビリア、ショウジョウソウ

花弁端

個々の花弁の先端に注目します。
小玉形や針棒形など花弁が不明確なものは対象にしません。

丸状花端
弁端が丸状あるいは平状のもの
例:カタバミ、イヌノフグリ、ウメ
尖状花端
弁端が尖っているもの
例:ペンタス、ハナニラ、ムラサキゴテン
切込花端
弁端に切込があるもの
例:サクラ、オオキンケイギク、ハコベ

花芯

花の中心部分に注目します。主に少弁放射形、多弁放射形、八重放射形を対象にします。
かなり主観的な区分になっています。

円芯
雄蕊・雌蕊とも小さく、花中心が小さい、あるいは、小さな粒が円形になっているように見える
例:ニチニチソウ、ヒマワリ、コスモス
蕊芯
雄蕊あるいは雌蕊が明瞭に見えるが、以下のような特徴がない
例:サクラ、ヤグルマギク、チコリ
長蕊
蕊が長く、花から大きく突き出している
例:クレオメ、クサギ、ビヨウヤナギ
十字蕊
柱頭(蕊の先端)が十字に開いている
例:ツキミソウ、カロライナジャスミン、アカバナユウゲショウ
棒状蕊
蕊が棒状なもの
例:ドクダミ、ナス、ジャガイモ
独特芯
蕊が独特の発達をしている
例:トケイソウ、ニゲラ、チロリアンランプ

花裏

花を裏側から見たときの、花の付け根の部分に注目します。
主に少弁放射形、多弁放射形、八重放射形を対象にします。特にキク科の特定に役立ちます。
用語や区分はかなり独断的、主観的になっています。また、区分間の境界が曖昧です。

平状総苞
苞(萼片)が一重(あるいは二重)からなり平面状に広がる
例:サクラ、ストケシア、コスモス
多重総苞
総苞片が多く立体的に広がる
例:タンポポ、フクジュソウ
碗状総苞
総苞が短く碗状に花にはりつく
例:マーガレット、ヒャクニチソウ、フランスギク
鉢状総苞
総苞が長く円筒形で植木鉢のような形状
例:コセンダングサ、ツワブキ、フユシラズ
樽状総苞
総苞が長く樽のようなふくらみのある形状
例:オニノゲシ、シロバナマンテマ、アザミ
無花裏
茎から直接に花弁が出ているように見える
例:シュウメイギク、オオアマナ、サフラン
長花柄
花托が非常に長いもの(漏斗形や高坏形などに多い)
例:スイセン、ニチニチソウ、ハナニラ
(注)無花裏、平状総苞との判別が微妙です。
放射花裏
集合花で裏から見ると花茎が放射状に見える
例:コデマリ、ミズキ
集合で放射花裏とするか単一で他の区分にするか微妙です。

実区分

学術的な実の区分です。しかし、素人向きの選択項目ではなさそうです。
通常は実が注目されないものまで対象に、ほとんどすべてに定義されています。


類似実

「実区分」は素人向きではないので、似ている実を集めて代表的な花名を付けました。
実が注目される花に限定していますし、かなり主観的な区分です。

アサガオ
ブドウより小。硬質の殻のなかに数個の種があり、はじけて種が落ちる。
(これを指定すると「チョウセンアサガオ」も選択されます。)
例:アサガオ、ニラ
イチゴ
主に草の集合果・偽果。花托に多数の小さな粒がついた形。果汁を豊富に含む。
(主に木→「キイチゴ」。「イチゴ」を指定すると「キイチゴ」も選択されます。)
例:イチゴ、ヘビイチゴ
ウメ
ブドウより大。外皮は薄皮で毛がある。
例:ウメ、キウイフルーツ
ウリ
実の先端に花残あるいは窪みがあり基部にヘタがない。比較的厚い外果皮の中に、水分の多い果肉がある。多くは蔓状の植物
例:キュウリ、カラスウリ
オシロイバナ
花後に小さなタネが萼の上に残り落下する。
(「マサキ」「クサギ」のような特徴はない)
例:オシロイバナ、ヤマブキ
カキ
ブドウより大。実の先端が滑らか、あるいは、基部にヘタがある。果肉は水分が多い。
例:カキ、トマト
ガマズミ
主に木。ブドウより小。形状は球体・楕円体。多くは密集する。
(主に草→「タマサンゴ」)
例:ピラカンサ、ハナミズキ
キイチゴ
主に木の集合果・偽果。多数の小さな丸い実が集合し房状になった感じ。果汁を豊富に含む。
(主に草→「イチゴ」)
例:クワ、ブラックベリー、ジューンベリー
キク
キク科をキク、タンポポ、ヒマワリに大区分
このうち、実が目立たないものをキクとした。
例:イエギク、コスモス
キリ
柔らかい外皮の中に固い殻がある。殻が裂けて種あるいは種をもつ実が出現する。
(外皮のまま落ちる→「ギンナン」)
例:ナンキンハゼ、センダン
ギンナン
柔らかい外皮の中に固い殻に囲まれた種がある。通常は外皮に包まれた状態で実が落ちる
(殻が裂ける→「キリ」)
例:イチョウ、クルミ
クサギ(蒴果)
熟すと萼片が星状の花のように残り、黒っぽい実が出る。
例:クサギ、ゴンズイ
グミ
グミは萼が肥厚して液質多肉の柔らかい球体・楕円体となるもの。見た感じがグミに似たものも含む
例:ナワシログミ、サンシュユ
クレマチス
蕊が異常に長くなるもの。螺旋状に広がることが多い。最終的には綿毛になる。
(綿毛が特徴→「タンポポ」「ヤナギ」)
例:クレマチス、ビヨウヤナギ
サクランボ
主に木。ブドウより小。形状は球体・楕円体。実が長い茎で垂れ下がる。
(ブドウより大→「ヤマボウシ」)
例:サクランボ、ソヨゴ
センダングサ(痩果)
針状の実が放射状に広がる。衣服につきやすい。
例:センダングサ
タマサンゴ
主に草。ブドウより小。特徴のない小粒の丸い実。
例:タマサンゴ、オモト
タンポポ
綿毛が規則的な放射状に広がり丸く見える。
(不規則な広がり→「ヤナギ」)
例:タンポポ、ノゲシ
チョウセンアサガオ(蒴果)
金平糖のように球形から多数の突起が出た形
(「アサガオ」を指定するとこれも選択される)
例:チョウセンアサガオ、トウゴマ
ツバキ
厚い外皮が種と接触せずに種を包んでいる。種が成長するまでの外皮は光沢がある。
例:ツバキ、トチノキ
ドングリ
木質のかたい果皮に種子が囲まれている。
例:シイ、クリ
ナシ
ブドウより大。外皮は薄皮で毛がない。
例:ナシ、カリン、リンゴ、ビワ
ヒノキ
葉の塊のような実
(木化したようなもの→「マツボックリ」)
例:ヒノキ、メタセコイア
ブドウ
主に木。ブドウ以下。果肉は水分が多い。外皮は薄皮で毛がない。
例:ブドウ、ブルーベリー
ホオズキ()
袋果。実が薄い袋に入っている
例:ホオズキ、フウセンカズラ
マツボックリ
マツボックリに似た実
(葉の塊→「ヒノキ」)
例:マツ、ハンノキ
マメ
主に草の豆果。莢の中あるいは葉状の薄皮の中に数個の種ができるもの
(マメ類が主だが非常に多い。主に木→「フジ」)
例:ダイズ、カラシナ
マサキ
球形の外皮に包まれ、熟すと裂けて中から赤い種子が顔を出す。
例:マユミ、ツリバナ
ミカン
ブドウより大。柑橘類果実。厚い外果皮で、内部に袋があり果汁を含んでいる。
例:ミカン、レモン
ヤナギ(蒴果)
綿毛が不規則に広がる。
(球状、円筒状に広がる→「タンポポ」)
例:ヤナギ、アレチウリ
ヤマボウシ
主に木。ブドウより大。形状は球体。実が長い茎で垂れ下がる。
(ブドウより小→「サクランボ」)
例:ヤマボウシ、プラタナス
独特形
独特な形をした実、不定形な実
例:コブシ、ナズナ、

類似葉

かなり強引な仕分けですし、仕分けされたものは半分以下の状態です。この区分よりも、以下の特性区分を組み合わせるほうが絞り込めましょう。


葉色

鑑賞葉
花より葉のほうが鑑賞対象になるもの
例:ハツユキザクラ、コリウス
紅葉
鑑賞葉とまではいえないが紅葉が美しいもの
例:モミジ、ホウキギ
全色葉
葉の大部分が緑でないもの
例:シソ、シロタエギク
部分色葉
葉の一部が緑でないもの
例:ネグンドカエデ、ハツユキソウ
色若葉
若葉が緑でないもの
例:アカメガシワ、シロダモ
色裏葉
葉表は緑だが葉裏面は白っぽいなど色が異なるものもの
例:ナワシログミ、タイザンボク

葉序

対生
茎に2枚の葉が向かい合ってつく⇔互生。輪生や複葉も含むことがある
例:ネズミモチ、アベリア、ミミナグサ
複葉
全裂した同形の葉(小葉)が集まって一つの葉を構成するもの⇔単葉。このうち、三出複葉と掌状複葉を除く
例:ネムノキ、メタセコイア、カラスノエンドウ
3出複葉
葉柄の先端に3個の小葉が直接つくもの
例:カタバミ、ミツバ、オウバイ
束生葉序
茎の先端(あるいは途中)に5個以上の葉が放射状につく
例:シェフレラ、ルピナス、ヤエムグラ
十字葉序
葉茎を真上からみると、葉が左右・上下が対の十字形に見えるもの
例:レモンバーム、オシロイバナ、ニチニチソウ
傘状葉序
真上からみると、大きな1枚の葉(形状不問)が広がり、茎が見えないもの
例:サトイモ、ハス、フキ
長柄葉序
柄の長さが目立つもの
例:オクラ、アメリカフウロ、イチョウ
抱茎葉序
葉が茎を抱くもの、茎が葉を突き向けているもの
例:セイヨウアブラナ、ノゲシ、ロセニア
根生葉序
根元から多くの葉が直接生えているもの
例:イネ、アヤメ、チューリップ
ロゼット
成長後もロゼット(根出葉が円盤状に並んだもの)が目立つもの
例:タンポポ、オオバコ、コマツナ

葉特徴

大葉
葉が大きいもの(花に比較して大きいものも含む)
例:クズ、ハナカタバミ
厚葉(艶葉)
葉が厚手なもの、艶があるもの
例:ツバキ、ツワブキ
多肉葉
葉が肉質で厚いもの
例:スベリヒユ、カネノナルキ
有皺葉
葉の皺が目立つもの
例:キュウリ、サクラソウ
有毛葉
葉の毛が目立つもの
例:ミミナグサ、キリ(新葉)
有棘葉
葉の棘が目立つもの
例:ヒイラギ、マリアアザミ

葉形

1枚の葉が対象です。複葉などでは小葉を対象にします。
ほとんどの花で定義しています。
花によっては、根元と先端では葉形が異なりますし、多様な葉形をもちますが、特徴的なもので区分しました。
用語も区分もかなり独断的です。

通常葉形
以下のような特徴をもたない一般的な葉形
例:ツバキ、ヤマブキ、アカツメグサ
先広葉形
通常葉形のうち、箆形など葉先が広くなっているもの
例:ヘラオオバコ、キンセンカ、カシワ
円葉形
葉が円形のもの。切れて扇形であっても円周が大きいものも含む
例:ガマズミ、ハス、ツワブキ
ハート葉形
葉がハート形のもの。円葉形と異なり葉先が尖るものが多い
三角葉形、鏃葉形との境界は曖昧。
例:サトイモ、ポプラ、オキザリス
三角葉形
三角形に近いもの。四角形・菱形も含む。
例:ライラック、ナンキンハゼ
鏃葉形
三角葉形の葉元が尖り矢じり形になっているもの
例:ママコノシリヌグイ、オモダカ
三裂葉形
切込があり3つに裂けているもの
例:アサガオ、カクレミノ、ツタ
掌葉形
5つあるいは7つに裂け掌状のもの
例:ヤツデ、カエデ、オクラ
多裂葉形
掌葉形・菊葉形ではない多裂葉。多重裂葉形も含む
例:アザミ、ノースポール、アメリカフウロ
多放射葉形
10個以上に裂けて、放射状に広がっているもの
例:シュロ、ハゴロモルコウソウ、セツブンソウ
菊葉形
多裂葉のうち鑑賞菊に多い葉形
例:キク、シュンギク
長根葉形
葉が長く、根から長い葉が出ているもの
例:イネ、アヤメ、チューリップ
長葉形
根出葉ではなく、枝茎から出ている葉が長いもの
例:ヒメムカシヨモギ、ヤナギ、キョウチクトウ
糸葉形
細い葉が放射状に広がっているもの
例:コスモス、ニゲラ、アスパラガス
棒葉形
葉が棒状のもの(針葉樹葉形を除く)
例:マツバギク、マンネングサ、ツメクサ
羊歯葉形
葉全体での特徴であるが、シダに似ている葉
例:シダ、ニンジン、ヤブジラミ
針葉樹葉形
葉全体での特徴であるが、針葉樹の葉形を一つにまとめた。
例:ヒノキ、モミ、ネムノキ
独特葉形
他に分類しにくい独特の葉形
例:オニノゲシ、マリアアザミ

葉縁形状

葉形に関係なく葉縁のみに注目します。例えば、ヤツデは大きな切込はあるが葉縁は滑らかなので滑縁とします。


枝茎

無葉茎(草対象)
花茎だけのもの、花茎に葉がないもの
例:ヒガンバナ、サフラン
色茎
枝茎が一般的な色ではないもの
例:シロタエヒマワリ、トウゴマ
角茎
枝茎の断面が四角形など丸くないもの
例:スイバ、コセンダングサ
中空茎
枝茎の断面が空洞のもの
例:ハルジオン、オニノゲシ
有毛枝
枝茎に毛があるもの
例:コンフリー、ダイズ
有棘枝
枝茎に棘があるもの
例:アザミ、カラタチ
有翼枝
枝茎に翼があるもの
例:ニシキギ、レンリソウ

場所

該当花の撮影場所は多くありますが、最大2個所に限定しました。
花店等にあったもの、花店から購入したものは単に「花店」としました。