Web教材一覧法規・基準

PMBOKの概要

キーワード

PMBOK、プロジェクトマネジメント、知識エリア


プロジェクトとPMBOK

プロジェクト
プロジェクトとは、
  独自性:同じことの繰り返しではない
  有期性:開始と終了がある
の特徴があり、日常業務と区別されます。
 そして、プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの要求事項を充足するために、最適な知識、技術、技法を適用することです。
PMBOK
PMBOK(Project Management Body of Knowledge:プロジェクトマネジメントの知識体系)は、プロジェクトマネジメントを行うための知識を知識エリアプロセスの概念で体系化したものです。そのガイドブックが公表されており、その内容をPMBOKということもあります。
 PMBOKは、プロジェクトマネジメントの事実上の標準になっており、これをベースに ISO 10006(JIS Q 10006)が策定されています。
プロジェクト憲章
PMBOKでは、プロジェクトを開始する以前に、経営者が(あるいはプロジェクトマネージャが原案を作成し、経営者の承認を得て)プロジェクト憲章を策定し、関係者に周知することを重視しています。次のような事項を明確にしたものです。
  ・該当プロジェクトの背景と目的
  ・プロジェクトへの期待成果
  ・プロジェクトの期間、予算
  ・プロジェクトのメンバーと組織構成、権限
  ・プロジェクト実施におけるルール

知識エリア

従来から、プロジェクトマネジメントではQCT
  Q(Quality:品質)
  C(Cost:コスト)
  T(Time:納期)
を、期待された通りに実現することが重要だとされてきました。
 しかし、QCTを実現するためには、組織やリスクに関しての知識が求められます。PMBOKでは、それを10の知識エリアにしています。

プロセス

プロセスとは、何らかの入力を得て、何らかの出力をするプロジェクトの構成要素です。上記の知識エリアにおいて、何を行う必要があるかを体系化したものです。
 プロセスをまとめたものをプロセス群といいます。PMBOKでは次の5つのプロセス群に区分しています。
 プロジェクトは有期性を持つので、
  立ち上げのプロセス群
  終結のプロセス
があります。その間に
  計画プロセス群
  実行プロセス群
  監視コントロールシステム群
があり、PDCAサイクルを構成しています。

PMBOKでは、各知識エリアのマネジメントを遂行するのに、これらのプロセス群で何を行うか、成果物は何かの観点から(下位の)プロセスを示しています。その概要を「PMBOKのプロセス構成図」に示します。

WBS

WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトの計画立案時に、プロジェクトチームが実行すべき作業を上位の階層から下位の階層へ段階的に分解した作業要素を階層化したもので、構成図で表します。WBSは、スコープマネジメントの「WBS作成プロセス」で定義します。

WBSを行う目的は、プロジェクトでの各プロセスでの成果物を作成するために必要なコストや所要時間を見積もるために、複雑なプロジェクトを単純な作業単位に分解することにあります。そのため、要素分解の最下位の要素の詳細さは,コスト見積りとスケジュール作成を行えるレベルにするのが適切です。