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EVMの概要

キーワード

EVM、プランドバリュー、アーンドバリュー、アクチャルコスト


EVM(Earned Value Management)とは、プロジェクトの進捗状況を、スケジュールとコストを計画と実績の対比を常に把握して、コスト超過や納期遅延を早期に高精度で測定する手法です。

EVMの図 数値例の図

次の3つの曲線を描きます(左図)。
  プランドバリュー(PV):計画時点で見積もった完成時までの予算コスト
  アーンドバリュー(EV):現時点までに完了した作業の予算コスト
  アクチャルコスト(AC):現時点までに完了した作業の実コスト
 現時点まで計画通りに進捗していれば、図の点Aになっているはずですが、実際には、作業を予算コストで評価すると点Bだけの作業が完了しただけなのに、これまでに要したコストは点Cであったとします。
 EVMは、このようなデータから、計画した完成予定時の総コスト(BAC)に対して、実際に発生する総コスト(EAC)を予測する技法です。

簡単な数値例で説明します(右図)。
 計画では、1個のプログラムを作成するのに10円かかり、毎日1個ずつ作成して、100円の予算で10個のプログラムを10日で完成するとする。すなわち、直線OPが計画でのスケジュールである。
 5日経過した。計画通りならばA点になり、50円のコストを使い、5個のプログラムが完成しているはずである。ところが実際には、4個のプログラムが完成した(いいかえれば40円分の作業が完成した)だけなのに(B点)、60円のコストがかかっていた(C点)。
 この状況が続くと仮定して、10個のプログラムが完成するまでのコストと、完成予定時はいくらになるか。
→解答:150[円]、12.5[日]


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