【原理原則13】 数値化されない要件は人によって基準が異なる

【基本的な考え方】
 要件定義では、定量化できるものは、極力、数値化します。数えられないものは定義できません。「大きい、小さい、速い」だけでは、人によって「ものさし」が異なります。
 例えば、障害発生時の復旧については、「すぐに」、「速やかに」といった表現は避け、想定障害を明記した上で「5秒以内に復旧」、とか「1分以内」、「翌日オンライン開始まで」ということを、双方が協力して定義します。
 また、数値化されていても誤りやあります。例えば、使用する単位が違えば結果は大きく変わります。単位まで含めて確認し、決めなければなりません。
【行動規範】
・発注者・受注者は、協力して、定量化できない要件は極力数値化する。