Web教材一覧情報と社会

ソフトウェアの輸入超過とオフショア開発 選択問題


  1. ソフトウェアの海外取引に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
     ア ソフトウェア製品の輸出入では、日本は輸入が多く輸出が少ない。
     イ ソフトウェア製品の最大の輸入元は米国である。
     ウ オフショア開発の規模は年間1千億円程度である。
     エ オフショア開発の最大の委託先は米国である。

    【解答】

    正解:エ

    アは○。OSの輸入が多い
    イは○。WindowsやOfficeを想起
    ウは○。
    エは×。中国
    参照:「ソフトウェアの輸入超過とオフショア開発」

  2. 情報システムのオフショア開発に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

    • ア オフショア開発をする最大の理由は、国内では高度なIT技術が得られないからである。
    • イ 現在のオフショア開発の委託対象は、情報システム開発の下流工程が多いが、次第に上流工程も対象になるといわれている。
    • ウ オフショア開発の委託先にインドがあるが、インドはIT技術が高いので、技術研究の分野が主で、プログラミング工程の委託は少ない。
    • エ 日本のオフショア開発の最大の委託先は中国であるが、米国でも中国が最大の委託先である。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。人件費が安価なことが最大、次にプログラマ等の不足。
    イは○。
    ウは×。中国と比較して研究分野が多いが、下流工程が主
    エは×。米国ではインドに委託している。インドは上流工程にも強い。
    参照:「ソフトウェアの輸入超過とオフショア開発」

  3. オフショア開発での課題に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

    • ア ユーザ企業でもオフショア開発をしている。大企業ではグローバル化展開のため、日本本社で開発・運用をするので日系ベンダを使うことが多い。それに対して中小企業では体制が整わないので現地任せになり、現地で外資系ベンダを起用することが多い。
    • イ ユーザ企業の海外拠点システムに日本本社のIT部門が関与する割合は、大企業のほうが中小企業よりも大きい傾向がある。
    • ウ ITは世界共通であるから、外国技術者に依頼する場合でも、言語の違いを除けば日本人技術者に依頼する場合と大した違いはない。人件費の違いがほぼそのまま開発コストに反映される。
    • エ オフショア開発の増大は国内ソフトウェア業を圧迫するとして、国は、オフショア開発を制限する施策を講じている。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。むしろ逆。大企業では日系・外資系の区別をしないのが相対的に多く、中小企業では国内・現地の日系を使うことが多い。
    イは○。大企業では海外拠点と日本本社との情報共有が重要なので、日本本社IT部門もグローバル対応を進めている。
    ウは×。習慣の違い、商習慣の違い、仕様書記述の違いなどが多く、管理コストが大きくなることがある。
    エは×。国際協調の観点から推進施策。日本ソフトウェア業の高度化施策
    参照:「ソフトウェアの輸入超過とオフショア開発」