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ITによる勤務形態の変化

部品: ITの発展による雇用の増大と流動性の増大 ITによる組織のフラット化 ITによる組織の壁の打破 テレワークの勤務形態とその効果 成果主義と自律性 IT活用能力

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学習のポイント

ITの発展が従業員の勤務形態の変化,期待される人材像に大きな変化を与えていることを理解します。

キーワード

コア・コンピタンス、アウトソーシング、管理スパン、組織のフラット化、ピラミッド型組織、文鎮型組織、中間管理職不要論、グループウェア、ナレッジ・マネジメント、組織の壁、バーチャル組織、BPR、バーチャル組織、勤務形態、テレワーク、自宅勤務、サテライトオフィス、モバイル・コンピューティング、SOHO、成果主義、自律性、コンピュータリテラシー、情報リテラシー、ビジネスリテラシー


ITと雇用

ITの発展が、雇用環境に与えている影響を理解します。


組織の変化

ITの発展により,組織形態にも大きな変化が生じています。

組織のフラット化

業務の抜本的改革

1990年代前半にBPRの概念が普及しました(☆)。従来は、効率向上には分業が効果的だといわれていました(国富論)が、IBMクレジット社のように、ITを活用することにより、1人が多くの業務を担当することが可能になったのです。この効果は、単にコストや時間だけではありません。狭い範囲の仕事だと、組織の歯車のような意識になりがちですが、広い業務を担当することにより、業務に関する当事者としての意識が高まるため、業務改善や改革への動機づけにもなります。

分業の効果:アダム・スミス『諸国民の富(国富論)』1776年
ピン製造作業の事例「工程全部を1人がやるのと10人で分担するのとでは,効率が全く違う」
→「分業によって技術革新が行われ,労働生産性が上昇することにより,富は生まれる」
産業革命以後の経済学の理論的基盤。「見えざる手」が有名

組織の壁の打破


テレワークの普及


求められる人材像の変化

雇用の流動化、組織のフラット化、テレワークの増大などのため、人事評価や期待する能力などに変化が生じています。

成果主義と自律性

IT活用能力


理解度チェック: 正誤問題選択問題記述問題