出典:総務省「ICTの経済分析に関する調査」 付属資料(平成23年版、実績2010年)より編集作図

情報化投資の日米比較(対民間設備投資比率) (注)

情報化投資は経済の好不況に連動する。それは他の投資でも同様である。対民間設備投資比率は他の投資と比較して情報化投資の優先度を示す。
 両国ともこの比率は増大している。1995年から増大しているのは、インターネットの普及が影響していると思われる。
 日本が25%程度なのに対して、米国では40%に達している。その理由として、日本企業の環境が厳しいので、短期に必要な投資に限定されることもあるが、比較的好況のときでも低いのは、日本企業ではITの重要性への認識が米国よりも低いからであろう。

1989年:ダウンサイジングが話題になる。1990年代初頭に普及
1991年:土地・株バブル崩壊
1995年:インターネットの急速な普及が始まる
1998年:平成金融不況
2000年:米国ITバブル崩壊
2001年:米国同時テロ
2008年:リーマンショック(サブプライムローン)