出典:IPA「IT人材白書」
2012年版(2011年実績)データ編
IT人材動向調査(IT企業向け)
より加工作図
ベンダ技術者の職種別構成と過不足状況 (注)
調査対象:IT関連業界団体会員企業+東京商工リサーチ社データベース登録企業等への郵送アンケート(計3,000社)、回収率20%弱
業務内容をITSSの定義により区分した。資格の有無やレベルは無関係。
対象が限定されるので、プロジェクトマネジメントより上の職種構成が高くなる傾向がある。
アプリケーションスペシャリストとソフトウェアデベロップメントは、主にシステム構築の下流工程を担当する。
カスタマサービスとITサービスマネジメントは、主にシステムの運用・保守を担当する。
これらの職種が全体の50%を占めるが、相対的に不足感は少ない。
コンサルタントとITアーキテクトは、経営戦略に合致したITの適用を提案・設計を担当する。全体に占める割合は小さく、絶対数は少ないのだが、深刻な不足状況にある。
問題なのは、プロジェクトマネジメントの不足である。システム構築を限られた費用や人員で、求められる機能・品質を実現することを期待され、プロジェクトの成否がその能力にかかっている。構成比が多いのに深刻な不足になっている。