出典:
IPA「人材白書」
2012年版(調査2011年度)データ編
IT企業のIT技術者向け、
ユーザ企業のIT技術者向け
より加工作図
IT関連の仕事を選んだ理由 (注)
調査対象:Webアンケート、各1000人
ユーザ技術者は就職してからIT部門に配属されたり人事異動によるのが大半であり、しかも配属や異動が本人の希望かどうか不明である。
「仕事がおもしろそうだったから」や「自分の専攻が生かせそうだったから」は、本人の希望であったことと、異動命令を受けたときの感想であろう。
中途採用者を除けば「給与・待遇が良かったから」や「一生働けると思ったから」は社内異動の項目としては不適切なので、そのような項目では、「IT部門」を選んだ理由ではなく、「ベンダ企業」を選んだ理由を回答していることもあろう。その観点では、「ITの仕事」というより「一般の就職での理由」に似ているといえる。
それに対して、ベンダ技術者はIT関連仕事をするためにベンダ選んだであろう。
ベンダ技術者の特徴として、仕事の内容とスキル向上が大きな要因であり、給与や将来の安定性は相対的に低いといえる。