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グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス

キーワード

グローバルIPアドレス、プライベートIPアドレス、NAT、IPマスカレード


IPアドレスにはグローバルIPアドレスプライベートIPアドレスがあります。
 グローバルIPアドレスとは、外線の電話番号のようなもので、インターネットと直接につながっているホスト(サーバ)に与えるIPアドレスです。これは世界中で一意であり、同じIPアドレスはありません。
 それに対して、プライベートIPアドレスは内線番号のようなものです。社内で自由に設定できます。会社Aと会社Bでたまたま同じ内線番号があっても困らないのと同じです。

グローバルIPアドレスは世界中で一意であるために,ICANN(世界)>APNIC(アジア・太平洋地域)>JPNIC(日本)の管理組織があり、JPNICがISPにいくつかのグローバルIPアドレスを割り振り、利用者は、プロバイダ(ISP:Internet Searvice Provider)を通して取得します。
 取得したグローバルIPアドレスは、一つのホストだけに使用でき、複数のホストに同一のグローバルIPアドレスを設定することはできません(一意性を失う)。複数のホストをインターネットと直接につなぐのであれば、同数のグローバルIPアドレス(複数の外線の電話番号)を取得する必要があります。
 グローバルIPアドレスに割り当てたホストを変更するのは自由です。その場合は、現行ホストのIPアドレス割当を解除する必要があります。

プライベートIPアドレスは、内線番号と同様、多くのホスト(パソコン)に自由に割り当てることができます。当然、内部では同一IPアドレスがあってはなりません。
 社内同士のホスト間ならば、グローバルIPアドレスを取得していなくても、プライベートIPアドレスだけで相手を識別して通信できます。
 プライベートIPアドレスを持っているホストがインターネットを使いたいときは、そのホストに一時的にグローバルIPアドレスを与える必要があります。それを行うのに、NAT(Network Address Translation)やNAPT(Network Address and Port Translation:IPマスカレードともいう)があります。
 NATは、一つのプライベートIPアドレスに一つのグローバルIPアドレスを割り付けます。そにため、4個のグローバルIPアドレスをもっている組織では、同時に4台のホストしかインターネットと接続できません。
 それにたいして、IPマスカレードは1つのグローバルIPアドレスをポートごとに分解してプライベートIPアドレスに割り付けられるので、多くのホストが同時にインターネットに接続できます。


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