センサ、ECU、組込みソフトウェア、カーナビゲーション、テレマティクス、IVI、車載インフォテインメント、ドライブレコーダ、コネクテッドカー、ITS、高度道路交通システム、VICS、道路交通情報通信システム、オービス、Nシステム、ETC、電子料金収受システム、ASV、先進安全自動車、ADAS、先進運転支援システム、TDM、交通需要マネジメント、自動運転、自動運転レベル、NEV、新エネルギー自動車、HV、ハイブリッド自動車、PHV、プラグインハイブリッド自動車、EV、電気自動車、FCV、燃料電池自動車
自動車本体での情報技術
自動車には、いろいろなな機能の部品が多数あります。その機能を最適な状態で動作させるために、センサで状況を把握し、組込みシステムで制御しています。
- エンジン系センサ
燃料噴射装置を制御して燃費性能を向上する吸気圧センサ、シリンダー内の燃焼圧力を計測する燃焼圧センサなど
- クランク系センサ
エンジン内のクランクシャフトの回転角を計測するクランク角センサなど
- 車両制御系センサ
サスペンションやブレーキの加速度センサ、変位センサなど
- 排ガスセンサ
空燃比センサ、02センサ、NOxセンサーなど
- 安全対策系センサ
ミリ波レーダ、赤外線レーダ、車載カメラなど
それとともに、自動車部品に占める電子部品比率は急速に大きくなっています。車種や駆動方式などにより異なりますが、2004年には19%だったのが、2015年には40%になりました。
センサと接続して電子制御するコンピュータをECU(Electronic Control Unit)といいますが、100個を超えるECUを搭載する自動車もあります。
制御のための組込みソフトウェアも巨大になってます。ソースコードのサイズは、2000年に100万行、2007年に1000万行、2016年には1億行に達したそうです。
近年は、カーナビなど外部との通信や最適制御でのAiの活用などにより、この傾向は急速に進み、自動車は動くコンピュータのようになってきました。
自動車と外部の情報交換
カーナビゲーション
GPSなどから現在位置情報を受け取り、地図上に現在位置から目的地への適切な道順を表示する(ナビゲーションする)装置です。単に平面地図表示だけでなく、道路や付近の建物などを3次元表示したり、渋滞状況や道路の特徴などを表示する機能をもっているものもあります。
近年のカーナビは、本来のナビゲーション機能だけでなく、下記のIVIとしての使い方ができるようになり、車内スマートフォンのようになってきました。
位置情報取得機能も高度になってきました。基本的にはGPS情報に電子基準点からの補正情報を加えたRTK方式などが用いられていますが、それに自動車自体のタイヤの回転数、ステアリングに連動した角度センサなどの情報を加えて、精度の高い現在位置が得られるだけでなく、道路から離れた地図表示のない場所での位置も把握できるものもあります。
- テレマティクス
- Telecommunication(電気通信)+Informatics(情報処理)の造語。移動体に移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称。
自動車向けであることを強調する場合は、カーテレマティクスともいいます。安全・安心機能の実現と、情報配信による利便性の向上が目的です。
・エアバッグ連動の自動緊急通報機能や車両盗難時の追跡機能
・交通情報配信、電子メール、天気予報など
・個別の自動車上での機能だけでなく、高度道路交通システム(ITS)への適用
などの機能がカーナビなどを介して行われます。
- IVI(In-Vehicle Infotainment、車載インフォテインメント)
- Infotainment=情報(information)+娯楽(entertainment)。車内で、ナビゲーション、位置情報サービス、音声通信、インターネット接続のほか、音楽や動画などのマルチメディア再生、ニュース、電子メールなどへのアクセス・検索機能などをもつシステムで、車内と家庭/オフィスといった車外環境とのシームレスな接続や、ほかの外部機器との連携といった、統合運用・利用が想定されています。 コネクテッドカーの目的の一つです。
ドライブレコーダ
車載ビデオカメラにより、車内外の状況を動画として記録、常に数十秒から数分の動画を連続して記録し、内蔵メモリーの容量がいっぱいになると古い映像を消しながら新しい映像を記録しています。特に、急ブレーキをかけたり車両への衝撃を加速度センサーが感知すると、その瞬間の前後の映像をメモリーカードへ自動的に移動させ、映像が消えないように保存します。ドライバの操作により、記録媒体に長時間映像を記録できるものもあります。
映像に加えて、音声や加速度、現在位置などを併せて記録できるものもあります。前方衝突警戒,、車線逸脱警戒、後方確認などの安全運転支援機能を備えたものもあります。
事故発生時に警察等が参考資料として、事故処理を円滑に行えるようにすること、ドライバー自身が映像を見ることで、安全運転への意識を高めることが本来の目的ですが、ドライブ中の車外の景色を保存することにも利用できます。
コネクテッドカー
「つながる車」といわれ、インターネットへの常時接続機能を具備した自動車です。IVIに加え自動運転、安全性向上、走行管理など安全快適な運転に不可欠な情報を取得します。車内にWi-Fiネットワークを構築するものもあります。
- 自動緊急通報システム
自車の車両事故等の緊急時に、緊急コールセンターを介して最寄りの警察や消防へ自動で通報するシステムです。意識喪失状態であっても、自動的に通報されます。新車からこのシステム搭載が義務付けられています。
- テレマティクス保険
運転記録から、走行距離や運転行動などを分析して、自動車保険の査定をする」仕組みです。
- 盗難車両追跡システム
盗難が判明した場合に車両の位置を追跡するシステムです。エンジンの始動をできなくする機能をもつものもあります。
ITS(Intelligent Transport Systems、高度道路交通システム)
ITを利用して交通の輸送効率や快適性の向上に寄与する一連のシステム群を指す総称です。
開発分野に分けると、次のようなシステムがあります。
- ナビゲーションシステムの高度化:VICS
- 自動料金収受システム:ETC
- 安全運転の支援
AHS(高速道路を中心とした安全運転の支援システム)
DSSS(一般道路を中心とした安全運転の支援システム)
ASV(先進安全自動車、車両を中心とした安全運転の支援システム)
- 交通管理の最適化
UTMS(交通信号機を核とする警察版のITS)
駐車場案内システム
- 道路管理の効率化
- 公共交通の支援
PTPS(公共車両優先システム)
TDM(交通需要マネジメント)
IMTS(磁気誘導式鉄道とも呼ぶ。法的には鉄道扱い)
デマンドバス
パークアンドライド
- 商用車の効率化
共同配送
ロケーション管理システム
- 歩行者等の支援
VICS(Vehicle Information and Communication System、道路交通情報通信システム)
交通情報通信システムセンターなどで収集、処理、編集した道路交通情報を通信・放送メディアによって送信し、カーナビなどの車載装置に地図などにして表示させるシステムです。
道路交通情報には、渋滞情報、所要時間、事故・故障車・工事情報、速度規制・車線規制情報、駐車場の位置、駐車場・サービスエリア・パーキングエリアの満車・空車情報などがあります。
情報送信にはFM多重放送やビーコンなどが使われます。
- 電波ビーコン
高速道路・有料道路と一部の幹線一般道に整備したITSスポットから、5.8GHz帯で送信します。これをETS2.0といいます。現在は2.4GHzのものも残っていますが、逐次一本化されます。
- 光ビーコン
都市部やその周辺の主要な一般道路を中心に、道路上に設置されている光学式車両感知器。赤外線による通信で車速70km/h以下に対応します。
運行状況を取得するために、光ビーコンユニットをもつ個々の車両にIDがつけられます。このIDはエンジン起動時(ビーコンユニット起動時)にランダムに生成されるので、ナンバープレートとは違い、所有者や運転者の特定はできなくなっています。
- VICS WIDEサービス
FM多重放送を利用したサービスです。都道府県単位で最適ルート検索、気象情報、災害情報、特別警報などをカーナビに送信します。
(補)オービスとNシステム
どちらも警察が高速道路や幹線道路に設置している車両監視システムです。
オービスは、自動速度違反取締装置です。制限速度を大幅に超過した車両を検知すると、速度を記録すると同時に、カメラがストロボを発光しナンバープレートと運転者を撮影します。速度測定には、レーダを用いてドップラー効果で測定する方式(H方式)と、道路下に等間隔に埋めたループコイルを車両が通過した時間から方式(L方式)を組み合わせています。
Nシステムは、犯罪捜査を目的としたシステムです。眼下を走行するすべての自動車のナンバーを読み取り、中央装置に伝送している「自動車ナンバー自動読取装置」で、ドライバーの顔まで写せる高性能カメラ(CCD)も搭載しているものもあります。速度違反取締とは無関係なので、速度測定機能はありません。
ETC(Electronic Toll Collection System、電子料金収受システム)
有料道路料金所で停止することなく通過できるノンストップ自動料金収受システムのことです。
- 自動車にETC車載器を設置し車両情報をセットアップする。
近年は、上述のETS2.0に対応した車載器(DSLS車載器)が普及しています。
- ETCカードを車載器に挿入、車載器に認識させる。
- 料金所にはアンテナや車両検知器などの「路側装置」が設置されている
- 車載器が路側装置に接近すると交信が行われ課金情報を送信する。
- 「路側装置」より利用明細が「中央処理装置」に送られ、カードから引き落としするとともにゲートを開く
ASV(Advanced Safety Vehicle、先進安全自動車)
自動ブレーキ、誤発進抑制機能などの運転者サポートの先端技術を装備した自動車あるいはその技術です。
全自動走行ではなく、運転者支援を目的としています。既に市販車の多くがASVになっています。
- ESC(Electronic Stability Control):「曲がる」を制御する予防安全システム
- TCS(Traction Control System):「走る」発進・加速時のタイヤの空転を防止する装置
- ABS(Anti-lock Braking System):「止まる」、急ブレーキあるいは低摩擦路でのブレーキ操作において、車輪のロックによる滑走発生を低減する
ADAS(Advanced driver-assistance systems)
自動車の先進運転支援システムの総称です。上述のASVと重複していますが、技術的な視点から具体的な機能を示しています。
- ACC(Adaptive Cruise Control System:アダプティブクルーズコントロール)
アクセルやブレーキを操作する機能。設定した速度で走行するクルーズコントロール、前走車との一定の車間距離を保ちつ追従走行などの機能です。
- FCW(Forward Collision Warning:前方衝突警告)
前走車との車間距離、前走車のブレーキランプなどを認識し、警報や回避操作を促す機能です。
- AEBS(Advanced Emergency Braking System:衝突被害軽減制動制御装置)
FCWの警報にドライバが対応しなかったときに自動的にブレーキを動作します。
- NV/PD(Night Vision/Pedestrian Detection:ナイトビジョン/歩行者検知)
夜間や濃霧で目視確認が難しいとき、赤外線カメラの映像を表示します。
- TSR(Traffic Sign Recognition:交通標識認識)
カメラ画像から道路標識を認識して適切な交通規制情報を表示、警告を行います。
- LDW(Lane Departure Warning:車線逸脱警報)
車両が車線の逸脱を予測するとドライバーに警告をする機能です。
- LKAS(Lane Keeping Assist System:車線逸脱防止支援システム)
LDWに加えてパワーステアリングにトルクを発生させ車線内に戻します。
- BSM(Blind Spot Monitoring:死角モニタリング)
死角、特に車線変更時に死角になる側後方から接近する車両をカメラでモニタして警告します。
- RCTA(Rear Cross Traffic Alert:リヤクロストラフィックアラート)
これも死角確認ですが、駐車場などの後方左右のエリアを超音波センサーなどで、自動車の後方を横切る人や自転車などを検知し警告します。
- DM(Driver Monitoring:ドライバーモニタリング)
ドライバーの表情やステアリング操作などから運転への集中度、居眠りなどを検知し警告します。自動停止させる場合もあります。
- AFS (Adaptive Front lighting System:自動ヘッドランプ光軸調整)
対向車や歩行者の存在を検知し、ハイビームとロービームを切り替える機能やステアリングの向きに合わせてヘッドライトを照らす方向を自動的に調整する機能です。
- APA(Advanced Parking Assist:高度駐車アシスト)
いわゆる車庫入れ支援機能です。単に障害物の警告から、自動駐車まで多少なレベルがあります。ブレーキとアクセルの踏み間違い抑制機能も含みます。
TDM(Transportation Demand Management、交通需要マネジメント)
自動車利用者の行動パターンを変化させることにより、道路渋滞や大気汚染などの交通問題を解決する手段を体系的に示したものです。
- 経路変更
渋滞道路から空いている道路に誘導する
- 手段変更
自動車から自転車に変更する
パークアンドライド:最寄り駅の駐車場に駐車して公共交通機関利用に転換する
- 稼働車両減少
相乗り:交通量における自動車の利用台数の減少に直接寄与し、燃料消費量に対する人員輸送効率の向上
カーシェアリング;特定の自動車を会員間で共有。乗り捨てができるので、不要な自動車利用が減る。
- 走行距離削減
共同配送センター・共同集配システムによる走行距離の削減
- 時間の変更
時差通勤、フレックスタイム制など。出勤時間をずらすことによる渋滞緩和
- 発生源の調整
職住接近、在宅勤務(テレワーク)など
ロードプライシング:有料道路以外で、特定の道路や地域、時間帯における課金制度
MaaS(Mobility as a Service)
情報通信技術を活用してマイカー以外の移動をシームレスにつなぐ概念です。現在は、電車、バス、タクシーなどそれぞれの交通サービスに個別で経路検索や支払いを行っていますが、MaaS社会では、公共交通、ライドシェア、カーシェア、自動車シェア、タクシー、レンタカーなどさまざまな交通サービスの経路検索、乗換ナビ、オンデマンド呼出、支払いをスマートフォンなどで一つのアプリで一括でできるようになります。
MaaSには、「環境対策」「産業振興」「交通改革」の目的があります。
レベル0 統合なし
レベル1 情報の統合(複数モードの交通提案、価格情報)
レベル2 予約、決済の統合(1トリップの検索、予約、支払)
レベル3 サービス提供の統合(公共交通に加えてレンタカー等も統合)
レベル4 政策の統合(データ分析による政策)
シェアリングに関する用語
- サイクルシェア
自転車を好きなタイミングで、好きな時間使うことのできるサービス。複数のサイクルポートで利用、返却ができるので、手軽な近距離移動に便利。ICカードやスマートフォンでの支払いが可能。
- カーシェア
カーシェア会社への会員登録による自動車の借用形態です。レンタカーと比べて短時間利用では安価。乗り捨て不可なためコスト高になることもあります。
- シェアパーキング
駐車場を効率的に活用 独自アプリや制御装置で利便性増す
- デマンドバス、デマンドタクシー
利用者の要求に対応して運行する形態のバスや予約制の乗合タクシーです。利用者の利便性、輸送効率の向上に役立ちます。
- タクシー相乗り
法規制緩和により相乗りができるようになりつつあります。タクシー会社によりサービスが異なりますが、目的地を入力すると同方向に行きたい人と自動マッチングしたり、割り勘の自動計算をしたりします。
- ライドシェア
相乗りタクシーのことを指すこともありますが、登録制で一定の資格者が自家用車を有料で他人を乗せることができることを指すことも指すこともあります。後者を一定条件の下で認めようという動きがあります。
- マッチングサービス
タクシーと利用者をオンデマンド結びつけるサービスです。利用者が行先などを入力すると、アプリが付近のタクシーに伝えられドライバが確認・受け付けると利用者に通知されます。
代表的なものにUber社の Uberアプリ があります。料理店と配送者(バイトが多い)間の宅配などにも利用されています。
自動車の自動運転レベル
自動運転レベルは次の5段階に定義されています。
- レベル0:自動化なし
- レベル1:運転支援
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に行う。
- レベル2:部分的自動運転
システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う。
- レベル3:条件付自動運転
決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。ただし運転自動化システム作動中も、システムからの要請でドライバーはいつでも運転に戻れなければならない。
- レベル4:高度自動運転
決められた条件下で、全ての運転操作を自動化
- レベル5:完全自動運転
条件なく、全ての運転操作を自動化。
レベル2では、高速道路など限られた条件下では「自動運転風」な運転も可能ですが、ドライバーは常にハンドルを握り、運転の責任は全てドライバーにあります。そのため、レベル2までは「運転支援車」と呼ばれています。ADASが高度に整備され統合的に制御される段階が、ほぼレベル2だといえます。
レベル3での「決められた条件下」とは、高速道路のように道路環境が整備されており、十字路や横断歩道などがない道路が対象になります。「自動運転モード」に切替えてシステムに任せるが、ドライバは、いつでも手動に切り替えられるように常にスタンバイしている必要があります。
レベル4での「決められた条件下」は、レベル3よりも次第に緩和されましょう。高速道路だけでなく幹線道路、さらには一般道路へと広げるという観点だけでなく、主に中山間部等の人通りの少ない地域において、公共交通の最終地点と自宅等最終目的地を結ぶラストマイルに自動運転車が利用できれば、社会的にも有意義でしょう。
レベル5では「ドライバ不在」になるのですから、その実現には、
・センサの精度向上、ECUの応答時間、組み込みソフトウェアの信頼性の向上
・周囲状況を把握・解析するためのAI技術、高精度#D地図の整備
・自動運転車を前提とした交通ルールの構築
・事故責任のあり方(人間かシステムか、システムならその責任は?)
などの技術的・社会的な課題が山積しています。
NEV(New Energy Vehicle、新エネルギー自動車)
ガソリンエンジンは完成した技術ですが、排ガスによる環境汚染の観点から、電気や水素を用いた新エネルギー自動車への移行が推進されています。タイプにより異なりますが、エコカー減税、グリーン税の減税、CEVClean Energy Vehicle補助金などの対象になります。
- HV(Hybrid Vehicle、ハイブリッド自動車)
- ガソリンエンジンとバッテリからの電力で動くモータの2つの動力を搭載しています。
通常は、エンジンが主体で駆動し、モータは燃費をよくするための補助的な役割です。バッテリは、家庭用コンセントや公共のスタンドからの充電ではなく、制動時のブレーキで発電するなど 走行中の力をうまく使って充電しています。
長所:ガソリン車より燃費が良く、航続距離が長い
短所:エンジン駆動が主なので、環境対策の効果が小さい
- PHV(Plug-in Hybrid Vehicle、プラグインハイブリッド自動車)
- 自宅や充電スタンドなど外部電源からの充電が可能なHVです。HVとは逆に、通常時はモータだけで駆動するEVとして走り、バッテリがなくなったらエンジンを使うが、エンジンは主に発電用で、走行中に充電できたらモータ駆動に戻します。
長所:モータ駆動が主なので環境によい。自宅で充電可能
短所:エンジンと本格的なモータを搭載するので高額
- EV(Electric Vehicle、電気自動車)
- モータだけを動力とします。PHVと同様に、自宅や充電スタンドなど外部電源から充電します。
長所:環境によい。自宅で充電可能
短所:バッテリ容量が大なので充電時間が長くなる。バッテリの経年劣化による費用が多くなる
- FCV(Fuel Cell Vehicle、燃料電池自動車)
- 水素と酸素の化学反応による燃料電池からの電力を動力とします。排出されるのは水ですから環境汚染をしません。
酸素は空気中から取れますが、水素は専用の水素ステーションで補充します。
長所:環境対策として4タイプ中最良
短所:普及途上のため、高額、水素ステーションも少ない