コミュニケーションシステム、グループウェア
コミュニケーションシステムとは、電子メールや電子掲示板など情報の伝達や共有化を主とする利用形態です。それを支援するソフトウェアをグループウェアといいます。両者には利用形態とソフトウェアの違いがありますが、一般的には両者を混同して用いており、コミュニケーションシステムという用語はポピュラーではありません(情報系システムということが多いのですが、情報検索系システムと紛らわしいので、ここではこの用語は用いません)。
従来のコンピュータ利用では,文字通り計算機としての利用でした。それがこの段階になって,コミュニケータ(情報伝達機)としての利用へと拡大したのです。その両者には次のような違いがあります。
コンピュータ コミュニケータ
対象 コード化されたデータ 一般的な文書や画像な
数値的なものが主 どのマルチメディア
処理目的 選択・集計などの加工 情報伝達や情報共有化
処理が必要 が目的
運営方式 かなり厳密に決められ 比較的柔軟なルールで
た方式 運用可能
運営主体 情報システム部門によ 各グループの自主的な
る集中管理 運営