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小売・物流分野の標準コード

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総合標準バーコード

次の5種類のバーコードを総称して総合標準バーコードといいます。これらはJISで規格化されています。また、国際的な標準コードとの整合性があります。

国際標準化の発展

従来からコードの国際共通化が進んでいましたが、近年、GS1によるGTINにより、JAN/EANコード、ITFコードがGTINコード体系に再編成され、さらに標準化が進みつつあります。

国際的な共通商品コードは、1973年に米国とカナダで設立したUCC(Uniform Code Council)が制定したUPC(Universal Product Code)が最初です。その後1977年に欧州諸国が国際EAN(European Article Number)協会を設立、UPCにならったEANコードを設定しました。日本も1998年に国際EAN協会に加入、日本に割り当てられた国コードを得て、それをJANコードとしました。
 UPCは12桁ですがEANでは国別のコードが必要で13桁になりました。その状態が続いたのですが、2002年に米国・カナダが国際EAN協会に加盟したことにより、全世界での統一が期待されるようになりました。それとともに、国際EAN協会はGS1(Global Standard One)に改称しました。

GS1は、これまでのUCCやEAN、さらにITFなどを統合したコード体系GTIN(Global Trade Item Number)を制定しました。
 GTINでは、従来のコードを変えることなく、先頭に0を付けて桁数を最長14桁にそろえることを原則にしています。今後はこれに統一されますが、現在印刷されているJANコードなどを変更する必要はないとされています。

その他の標準コード

その他、各業界で多様な標準コードが制定されていますが、ここでは企業コードと図書コードを紹介します。