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BtoCでの決済手段


BtoCでは、代金の支払いをどのような手段で行なうかが重要な課題になります。主な支払手段には次の種類があります(支払手段の利用度)

オフライン決済

インターネットでは単に注文を受けるだけで、実際の支払いは実社会で行なう方法です。支払が便利になるわけではありませんが、従来からの方式と同じなので安心できます。

従来の決済方法のオンライン化

インターネットバンキング
これまで店頭窓口やATMまで出向いて行っていた銀行取引を、インターネット上で銀行口座の残高照会や振込など現金を使わない取引のすべてを行うことです。
銀行側は、窓口人件費やATM設置・運用費などが低減できるので、振込み手数料を安価にするなど利用推進をしています。利用者はパソコンやスマートフォンで取引でき、手数料も安価だという利点があります。明細をダウンロードして保存もできますし、家計簿アプリなどと連携したサービスもあります。
ネット銀行
インターネットバンキングは従来の店舗営業も行いながら取引の一形態としてネット取引をしています。それに対してネット銀行は、店舗を持たずに、ネット取引に特化したインターネット専業銀行です。預金や現金引出しはコンビニ等での提携ATMを利用します。
インターネットトレーディング
オンライントレードともいいます。インターネットを通じて、株式・為替・商品先物などの取引を行うことです。
取引に関する手続きのほとんどを証券会社などが専用に設けたWebサイトで行うため、窓口取引より迅速で手数料が安い利点があります。
この普及に伴い、投機的な短期取引で生計を立てる個人投資家が出現しました。それをデイトレーダといいます。

電子マネー

エスクローサービス

エスクロー(escrow)サービスとは、店舗と消費者の間の仲介をして、取引の安全を保証する仕組みです。
 消費者が買い物をしたとき、その代金をエスクローサービス事業者に預託します。店舗は、その預託を確認してから配送するので、代金を必ず受け取れます。消費者は、商品が良品であることを確認した時点で、エスクローサービス事業者に店舗への送金許可を行うので、詐欺にあう危険がありません。安全な決済手段ですが、一般の取引では未だ普及していません。


理解度チェック: 正誤問題選択問題