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デザイン思考


デザイン思考とは

デザインとは「設計」の意味で、建築分野などで、顧客のニーズを理解して創造的なアプローチをする思考方法をビジネスの分野に活用した経営技法です。
 アプローチの中心は常に製品やサービスの利用者であり、利用者の本質的なニーズに基づき、製品やサービスをデザインすることが特徴で、創造性の高いアイデアを得るのに適した技法です。

デザイン思考の発展

VUCA

現在の消費市場はVUCA時代になりました。極めて予測困難となっている状況を表す言葉です。
  Volatility(変動):変化の質・大きさ・スピード等が予測不能であること
  Uncertainty(不確実):これから起こる問題や物事が予測できないこと
  Complexity(複雑):数多くの原因などが複雑に絡み合っていること
  Ambiguity(曖昧):物事の原因や関係性が不明瞭であること
 このような環境で、市場に受け入れられる新製品開発や企業活動を行うには、従来と異なるイノベーション的アプローチが必要であり、デザイン思考はそれに適した方法だとされています。

デザイン思考の特徴

基本的マインド

デザイン思考の5プロセス

デザイン思考による内部効果

デザイン思考により顧客満足を実現しやすくなるだけでなく、組織内でも次のような効果が期待できます。