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バランススコアカード 選択問題


  1. キャプランとノートンは、バランススコアカードが提唱した経営技法であり、4つの視点を示しているが、それに含まれていないものはどれか。
     ア 財務の視点  イ 顧客の視点  ウ 環境保全の視点  エ 学習と成長の視点

    【解答】

    正解:ウ

    「環境保全の観点」ではなく「業務プロセスの観点」
    参照:「バランススコアカード」

  2. バランススコアカードに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

    • ア バランススコアカードは、「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセスの観点」「学習と成長の視点」の視点が特徴であり、必ずこの4つの視点で作成する必要がある。
    • イ 全社的な計画や評価を行うためのものであり,各部門で策定するのは不適切である。
    • ウ 短期的な観点だけでなく,中長期的な観点での計画や評価を行うことができる。
    • エ 戦略マップとは,4つの視点別に主要なアクションの因果関係や関連を図式化したものであり,それを視点間で統合したのがバランススコアカードである。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。組織の特性により変更することができる
    イは×。全社⇔部門別の連携が重要
    ウは○。(短期)財務←顧客←業務プロセス←学習と成長(中長期)
    エは×。「視点別に」ではなく「視点間での」
    参照:「バランススコアカード」

  3. バランススコアカードの4つの視点に関する記述のうち,最も不適切なものはどれか。

    • ア 財務の観点:企業業績は結果として財務内容で評価される。これは短期的な観点であり、他の観点の結果として達成できるものであるから、他の観点とは独立して検討すべきである。
    • イ 顧客の視点:売上や利益をあげるには顧客満足の向上が重要である。
    • ウ 業務プロセスの視点:財務的目標の達成や顧客満足度の向上のためには,社内の業務の仕組みが優れていることが必要である。
    • エ 学習と成長の視点:他の視点の目標達成のためには、組織としての生産性、創造性の向上が求められる。

    【解答】

    正解:ア

    財務の観点は、他の観点の結果として、全体のKGIになるものである。すべての観点は、財務の観点に結び付けて、その重要度が評価されべきである。→戦略マップ
    参照:「バランススコアカード」