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IT技術者の定義と人数 選択問題


  1. 一般に「IT技術者」とは、どのような者をいうか。次の文のうち、最も適当なものを選べ。
     ア 大学(大学院も含む)の情報関係学部卒業者あるいは情報技術者試験合格者である。
     イ 国勢調査での日本標準職業分類に情報処理技術者と記入した者である。
     ウ 日本標準産業分類での情報通信業の従事者のうち、情報業務に関与している者である。
     エ 明確な定義はなく、情報関連業務に従事している者をいう。

    【解答】

    正解:エ

    ア~ウは×。それに該当しなくても情報関連業務に従事している技術者がいるし、該当者での、その後、情報関連業務についていない者もいる。
    エは○。
    参照:「IT技術者の定義」

  2. 国の統計に関する次の文のうち,正しいものはどれか。

    • ア 日本標準産業分類では,他社のシステム開発を受注する企業は,大分類「情報通信業」中分類「情報サービス業」に属する。
    • イ 日本標準産業分類では,パソコンメーカーは「情報通信業」に属する。
    • ウ 日本標準職業分類では,情報処理技術者とは,日本標準産業分類での「情報サービス業」に就労している者のことである。
    • エ 日本標準職業分類では,情報処理技術者を情報処理技術者試験の区分に合わせて細分している。

    【解答】

    正解:ア

    アは○。小分類「ソフトウェア業」細分類「受託開発ソフトウェア業」
    イは×。大分類「製造業」中分類「情報通信機械器具製造業」
    ウは×。日本標準職業分類は個人の職業で企業とは無関係
    エは×。かなり似てはいるが日本標準職業分類は粗い
    参照:「IT技術者の定義」

  3. 「AはBを含み、それ以外のものも含む」ことを「A⊃B」で表すとき、日本標準産業分類等で正しいものはどれか。
     ア 製造業⊃情報通信産業⊃情報サービス業
     イ 製造業⊃情報サービス業⊃情報通信業
     ウ 情報通信産業⊃情報通信業⊃情報サービス業
     エ 情報通信産業⊃情報サービス業⊃情報通信業

    【解答】

    正解:ウ

    ア・イは×。製造業は情報通信業を含まない。
    ウは○。エは×
      情報通信業=情報サービス業+通信業や放送業など
      情報通信産業=情報通信業+情報通信関連製造業など
    (統計資料を読むとき、この知識は重要)
    参照:「IT技術者の定義」

  4. 「IT技術者」の定義はないが、経済産業省はIT技術者数をどの程度と推定しているか、最も近いものを選べ。
     ア 10万人  イ 50万人   ウ 100万人   エ 500万人

    【解答】

    正解:ウ

    常識的に知っておきたい。全就業者の1~1.5%であり、欧米に比べてかなり低い。
    参照:「IT技術者の定義」