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ソフトウェアのバージョン


ソフトウェアでは、jQuery v1.10.2 のような表示があります。これはjQueryの version(版番)が 1.10.2 であることを示しています。また、公開直後ではβ版といわれることがあります。

α版

開発の初期段階で、性能や使い勝手などを評価するために、内部の関係者や特定の社外開発者に公開する版です。一部の機能が未実装だったり、動作が不安定だったりしますが、この段階で開発への評価を得るためのものです。これをαテストといいます。
 通常は一般に公開されませんが、versionは 0.1 などが付番されているようです(version付番には規則はなく開発者が独自につけるので、以降の説明は「通常」のものです)。

β版

β版には、限られたユーザに公開するクローズドβ版と一般ユーザに公開するオープンβ版に区分できます。クローズドβ版はα版の延長であり、オープンβ版をβ版ということが多いようです。
 β版は、α版(およびクローズドβ版)で指摘された問題点やバグを改善し、クラッシュするなど致命的な欠点がなくなった段階で、一般ユーザに試用してもらうための版です。多くの人に使ってもらい、新たなバグの発見、使い勝手、性能などについて意見を求めるものです。これをβテストといいます。
 最終段階のβ版では、テストを求めるのではなく、製品のユーザを獲得するために、あえて一部の機能を外したり広告の表示を入れたりして、試供版あるいは体験版として無料配布し、製品版に移行してもらうことを目的としたものもあります。この頃には 0.8 などのversionになっています。

製品版

製品版(無料のものもある)になると、versionは 1.0 とするのが通常です。その後、改良に伴いversionが上がりますが、大きく改訂されたときは 2.0 や 3.0 になり、部分的な改良では、1.1 や 1.2.1 のようにするのが通常です。
 多くの場合は、以前の版で作成したアプリケーションは以降の版でも使えます(上位互換性という)が、大きく改訂されたときは、上位互換性が保証されないこともあります。また、部分的な改良でも開発者が意識していなかった機能を使ったアプリケーションは修正が必要になることがあります。

A/Bテスト

主にインターネットマーケティング、Webサイトを対象にしたテストです。
 Webページの一部のデザインや機能を(AとBなど)複数のパターンにして作成表示し、どちらが目的(発注など)をスムーズに行えたか、間違いや戸惑いが少なかったかなどをテストして、より効果的なサイトにしようとするものです。
 A/Bテストも、事前に依頼したモニタだけで行うテストと、一般ユーザを対象にしたテストがあります。