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磁気ディスクの容量計算

キーワード

セクタ、トラック、シリンダ

過去問題:磁気ディスクの容量計算


フロッピーの容量計算

フロッピーの構造最も広く用いられているフロッピーは3.5インチ,2HD(倍密度,両面)形式です。表面と裏面の両面に記録でき,右図のように,面はトラックという同心円の記録部分があり,各トラックはセクタという部分に仕切られています。 (説明)

どのトラックも同数のセクタであり,1セクタの持つ容量(バイト数)も同じです。ですから,中心に近いトラックでは周辺付近のトラックよりも記憶密度が大きいことになります。記憶密度を上げることが技術的に重要ですので,周辺付近ではセクタ数を増やして記憶密度を同じにしたほうが経済的だと思うのですが,かえって管理が面倒なためか,そうなっていません。ハードディスクでは,そうなっているものもあります。

問題
以下は3.5インチ,2HDフロッピーの仕様である。容量を求めよ。
   面             2[面/フロッピー]
   トラック数(片面あたり) 80[トラック/面]
   セクタ数/トラック    18[セクタ/トラック]
   セクタ長        512[バイト/セクタ]
解答
この容量は,次の計算により,1.4MBになります。
   容量=[面数]×[トラック数]×[セクタ数]×[セクタ長さ]
     = 512×18×80×2=1,474,560[バイト]
   1,474,560/1,024/1,024=1.4MB

ハードディスクの容量計算

ハードディスクは,図のように,フロッピーを数枚重ねたような構造になります。あるトラックの円周で切り取ると円筒のように見えます。それをシリンダといいます。すなわち,ハードディスクは,シリンダという円筒を同心円に並べたものであり,シリンダを縦に切ったときの断面がトラックで,そのトラックがセクタに分割されているのだと考えられます。

ディスクの構造 ディスクの構造

フロッピーでは,すべてのトラックのセクタ数は同じでしたが,ハードディスクでは,中心に近いシリンダではセクタ数を少なく,周辺付近では多くしていることがあります。

問題
記録面が6面の磁気ディスク装置において,
  1面当たりのトラック数が5,000本で,
  各トラックのセクタ数が表のとおりであるとき,
この磁気ディスク装置の容量は約何Gバイトか。
ここで,セクタの長さは512バイトとする。
   トラック番号  セクタ数
     0~ 699    300
    700~1499    250
   1500~2999    200
   3000~4999    150
解答
トラック番号 トラック数 セクタ数 容量(注:1セクタ長=512バイト)
  0~ 699    700     300   512×300× 700=107,520,000
700~1499    800     250   512×250× 800=102,400,000
1500~2999   1500     200   512×200×1500=153,600,000
3000~4999   2000     150   512×150×2000=153,600,000
                  -----------------------------
     1面あたりの容量(バイト)         517,120,000

517,120,000バイト→0.52GB,  または517,120,000/1024=0.48GB,
6面あるので,6×0.52=3GB または6×0.48=3GB・・・答