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エキスパートシステム

キーワード

エキスパートシステム、人工知能、AI、知識ベース、推論エンジン、対話方式


エキスパートシステム

人工知能の研究分野では、頭脳のメカニズムを模倣する分野以外に、実務として頭脳が行うことをコンピュータで実現させようという分野があります。
 エキスパートシステムは後者の一つで、専門家が持っている知識をコンピュータに記録して、素人でも専門家に準じた知識を得られるようにしようというシステムです。

このような機能ですから、特別な方式のコンピュータではなく、ノイマン型の高速コンピュータで実現できます。言語はLispやPrologが用いられます。

そもそも推論とは、人間固有の知的活動です。それを数学的論理に限定されるにせよ、システム化できることは重要です。知識ベースのルールは多数の専門家により追加、修正できるので、一人の専門家より、優れた判断ができるようになります。また、既知の問題を解かせて解を検討することにより、ルールの不足やルール間の矛盾を発見して修正することができます。

エキスパートシステムは、1980年代に実務者の間にも、技術継承や設備運転マニュアルなどの用途で関心が広まりました。当時は次のような適用が期待されました。

知識ベースの獲得や整理に専門的な技術が要求されることから、限られた分野以外にはあまり普及しませんでした。むしろ、検索エンジン技術や多変量解析などと組み合わせたシステムとして個別用途で活用されています。


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