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Accessの操作概要

学習のポイント

これから数回,WindowsのデータベースソフトAccessを用いてSQLの演習をします。ここでは,その前提として,Accessの使い方の概要を理解します。
 Accessの機能は多様ですが,ここではSQLを理解することが目的ですから,SQLのプログラムを入力して,その結果の表を表示する機能だけに限定します。

キーワード


環境設定

まず,ここで用いる教材「kyouzai.lzh」を,「教材」フォルダへダウンロードしてください。それを解凍すると,次の4個のファイルになります。
    売上.mdb:「売上」データベース, 売上.xls:そのExcelデータ
    授業.mds:「授業」データベース, 授業.xls:そのExcelデータ
以降,「売上」を中心にして説明します(「授業」は「SELECT文の概要」での演習で用います)。

「売上.xls」の「売上(第1正規形)」には,ここで扱うすべてのデータを一つの表にしたもの(下左図に相当),「売上(第3正規形)」には,それを第3正規化した4つの表が入っています(下右図に相当)。これらは印刷しておき,いつでも参照できるようにしておきましょう。

売上データ第1正規形     売上データ第3正規形

Accessの操作の概要

ステップ1:データベースの起動
「売上.mdb」をダブルクリックすると,次の画面になります(もし,異なる画面が出ていたら,画面の左側の「テーブル」をクリックしてください)。「売上(第3正規形)」の4個の表が,それぞれRDBのテーブル(表)となっていることがわかります。
ステップ2:テーブルの内容表示
上の画面で「売上表」を開くと,次の画面になり,売上表全体が表示されます。それを確認したら,「売上表」の右上の「×」をクリックして閉じておきます。
ステップ3:クエリの処理結果のテーブル表示
次に「クエリ」をクリックすると,これまで作成してあるクエリ(SQLプログラム)の一覧表が表示されます。そのなかから「テスト」を開くと,そのクエリを実行した結果の表が表示されます。
ステップ4:SQLプログラムの表示
次に,その表のタイトル部分(青い部分)を右クリックするとプルダウンメニューが表示されますので,「SQLビュー」を指定すると,この処理をした「テスト」のSQLが表示されます。これは,この画面で任意に加工することができます。実際にはこの画面で直接に直すのは文字のフォントが見にくいので,あらかじめテキストファイルにSQLを作成しておき,それを貼り付けるほうが便利です。
ステップ5:結果のテーブル表示
また,そのタイトル部分を右クリックすると,プルダウンメニューが表示されます。ここで「データシートビュー」を指定すると,結果の表が表示されます。このように「SQLビュー」と「データシートビュー」を繰り返すことにより,求めるSQLやその結果の表を得ることができます。
ステップ6:クエリ(SQLプログラム)の登録
ステップ5とステップ4を繰り返すことにより,そのクエリ(SQLプログラム)を保存したいときは,全体画面のメニュー[ファイル]→[名前をつけて保存]をすると,下図が表示されるので,新らしいクエリ名を入力して,[OK]をクリックします。

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