math.js 概要

math.js の概要

math.js とは、JavaSsript が組込関数として標準装備している Mathライブラリを発展させたものです。
　　CDN: <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/mathjs/11.0.1/math.js"></script>

あまりにも大量なので、利用にあたっては、次のリファレンスを参照してください。
　　mathjs.org「math.js Function reference」 https://mathjs.org/docs/reference/functions.html

Mathライブラリの Math.round は大文字の M でなければなりませんが、math.round は、Math.round でも有効です。しかし、混乱を避けるために、小文字を使うのが適切です。

Mathライブラリの機能拡張

math.round(3.1416, 2) のように、組込関数 Math.round() が整数化だけの機能を拡張して、丸めの位置を指定できます。
math.round([3.1416, 0.123], 2)のように、配列も可能です。
math.round(3.1416) のように、丸め桁数を省略すると Math.round(3.1416) と同じになります。
同様な関数に、ceil.floor などがあります。

単純関数の追加

よく用いられる関数が追加されています。

配列関係の関数

配列を単一関数で処理できるので、for ループにする必要がなく、コードが簡素化できます。

math.zeros([m, n])	行m, 列n の０配列生成
math.flatten(x)	多次元行列→１次元行列
math.reshape(x, [m,n])	１次元行列→多次元行列
math.rotate([x, y], θ)	(x,y)のθ回転
math.column(x, j)	列の取出し
math.sort(x)	ソート
math.dot(x, y)	内積
math.det(x)	行列式
math.transpose(x)	転置
math.inv(x)	逆行列
math.eigs(x, [prec])	固有値と固有ベクトル

例示

独自機能

複数命令の接続 chain. done

式の評価 evaluate

evaluate は、JavaScript の eval に似た機能ですが、拡張されています。