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統計的手法の歴史


統計的手法の歴史

~1900年 黎明期

「統計」は。古代文明の頃からあったが、その統計は「人口調査」などの分野であった。
 ここで対象にする数学的な確率統計は、1800年代からである。1800年代末には初等統計学はほぼ確立していた。

1900年代前半

1900年代前半に基本的な統計的手法(多変量解析、検定も含む)が確立した。

1900年代後半

手法の高度化も進んだが、コンピュータの出現と性能向上に伴い、統計等のソフトウェアが急速に普及した。単なる計算処理だけでなく、操作の容易性、出力の視覚化などが進んだ。

2000年代以降

(注)ルールベースAI
 「モデルの全てのルールを人間が指定し、AIはそのルールに従い処理する」ので、機械学習を伴わないAIである。代表的なモデルは回帰、分類、クラスタリングなど多変量解析とほほ同じ技法になる。
 これをあえてAIというのには抵抗があるが、おそらく次のような理由だろう。
 上述のソフトウェアは、機械学習やニューラルネットワーク機能ももち次第に比重が大になってきた。あえて、ルールベースの分野と分けるのは面倒だし、古いイメージの「統計的方法」よりもAIブームに乗って「AIの一分野」としたほうがありがたみがある。
 実務者としては、技法の体系区別などには興味がない。おそらく提供者側の都合だろう。