品種
- 野梅系(やばいけい)
- 野梅から変化した原種に近い梅。
枝は細く、花も葉も比較的小さい。
花や葉も小ぶりだが、とてもよい香りがする。
- 野梅性(やばいしょう)
原種に近い。枝が細くトゲ状の小枝が多い。
新梢は緑色で日焼けすると赤みがでる。葉は比較的小さく毛がない。
花は白または淡紅が多く、香りが高い。
- 難波性(なにわしょう)
枝は細くてよく茂り矮小気味。トゲ状の小枝が少ない。
葉は丸葉。比較的晩咲き。花の香りが良い。
- 紅筆性(べにふでしょう)
蕾の先が紅く、尖っている。
- 青軸性(あおじくしょう)
枝やガクは常に緑色で、蕾も緑白色。花は青白色。
- 緋梅系(ひばいけい)紅梅系
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花色とは無関係で、枝や幹の内部が紅いもの。
葉は小さく、性質は野梅性に近い。
- 紅梅性(こうばいしょう)
花色が明るい紅色をしている(ごく稀に白色も) 。
新梢は日焼けしても緋梅性ほど濃くならず、青みが残る。
- 緋梅性(ひばいしょう)
花色が濃い紅色~緋色をしている。
新梢は日焼けすると黒褐色になる。多くは樹勢が弱い。
- 唐梅性(とうばいしょう)
花色は咲き始めは桃色~紅色で、咲き終わりには白っぽくなり赤脈がでる。
花が下向きで、花柄が長いものが主流。
- 豊後系(ぶんごけい)
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梅と杏(アンズ)との雑種。
アンズに近く、花は桃色のものが多い。
葉は大きく育ちの良いものが多い。
- 豊後性(ぶんごしょう)
花は大輪で淡桃色が多く比較的遅咲き。萼筒がやや壷形
枝はやや太く、樹勢は強い。葉は丸葉で大きく、表面に毛がある。
- 杏性(あんずしょう)
花は、遅咲きのものが多く、香りは低い。
葉は小さく、表面に毛がなく滑らか。
新梢が細く、日焼けすると灰褐色になる。
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花色
白、淡桃、桃、淡紅(桃と紅の中間色)、紅、本紅(つやのある明るい紅色)
花形
一重と八重に大別
花径
大輪(3cm以上)、中大輪(2.5~3cm)、中輸(2~2.5cm)、小輪(2cm以下)
開花期
関東中部・平年で満開となる時期です。
特徴
花弁色
覆輸:花弁の縁側(白)と内側(紅)で色が違う。
絞り・筋入:花弁に縦の模様や斑点がある。
裏紅:花弁の裏が紅で、表が淡色
底紅:花全体の周辺部が、淡色か白、花心が紅
移り色:蕾のうちは白で開花すると色がつく
移り白:蕾のうちは桃や紅で、開花すると白になる。
咲き分け:一つの枝に異なる色(白と桃)の花がつく
花弁形状
平開:花弁が平らに開く
重弁:花弁が深く重なっている
離弁:各弁が分離している
丸弁:花弁が丸い
波弁:花弁は波打つ
蕊・萼
長蕊 雄蕊が長い
旗弁:雄蕊の先が花弁化している
円蕊:蕊の並びが円形
緑萼:萼色が緑
反萼:萼が少し反る
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