次の構成になっています。
用語説明:花や葉の特徴に関する用語を定義しています。
区分一覧表:用語定義により、イエギクを分類した一覧表です。この表は、項目によりソートしたり、得点により順序を変更したりできます。
画像表示:区分一覧表で選択した区分の写真を表示します。写真をクリックすると拡大されます。
ここでの「イエギク」とは、秋から冬にかけて、庭先や畑の一隅などに咲くキクのうち、ノボロギク、ハマギク、ユリオプスデージーなど特定の名称がなく(私が知らない?)、和菊とかスプレーマムなどと総称されるキクのこととします。
花名に相当するものです。以下の各項目の特徴を短い文字列の記号にしました。私が勝手に設定したものです。原則として、1桁目は[花型]、2~3桁目は花弁の色(1桁の場合は・をつけて2桁にした)、4桁目以降はそれ以外の特徴を示しています。
キクは、花弁に見えるものを舌状花といい、中央の芯に見えるものを筒状花といいます。舌状花と筒状花の形による区分です。
すべての花弁が平面にあるもの |
多数の花弁が重なって咲き、芯(筒状花)がない。 |
八重に似ているが、半球状で小さな芯がある。 |
一般に一重よりも花弁数が多く筒状花が大きい。一重と帽子の中間 |
中央部が八重の大きな半球型になり、周囲が一重 |
少輪。球状で花弁が托葉より下にまで広がる。 |
一重のうち、多くの花弁が管状になっているもの |
多数の細い花弁があるもの |
大菊。風車とほぼ同じ。 |
大菊。八重だが、中心に向けて丸まっている |
大菊。厚物の花弁の下に長い花弁が走るように垂れさがっている |
大菊:8cm~
中菊:4~8cm
小菊:~4cm
単色:花弁が単一の色。微妙な濃淡の違いは無視する。
覆輪:一つの花弁の先端と中心で色あるいは濃淡が大きく違う。
外内:一つの花弁は同一だが、周辺部の花弁と中心部の花弁の色が違う。
(経過により色が変わることがありますが、ここでは無視しています。)
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花弁の色は微妙ですが、強引に次の色名に限定しました。
白、黄、桃、橙、赤、紅、紫、緑、
白桃、白橙、白紫、桃赤、桃紫、黄橙
「〇、□」表示は、「〇とも□ともいえる」の意味です。
「〇→□」表示は、「覆輪や外内で〇から□に変化している」の意味です。
花全体に対する芯の直径の大小により、「大芯」「中芯」「小芯」「無芯」に分けています。
[花弁色]に準じた表記にしています。
和菊:古来からあるような菊のことですが、ここでは「大菊=和菊」としています。
スプレー:先端で枝分かれし、各枝の先端に一つの花があるものです。
ほとんどのものがこれにあたります。
クッション:小輪で、自然に全体が半球形になるものです。
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キクの葉は、みな似たような葉形をしていますが、葉の縁に注目すると微妙に違いがあります。
尖葉縁:鋸が顕著なもの。これが通常
丸葉縁:切込はあるが葉縁が丸いもの。全体的に葉長が短い
滑葉縁:切込数が比較的少なく葉縁が滑らかなもの
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ほとんどのキクは、枝分かれしますが、枝分かれした茎の長短で「長花茎」「中花茎」「短花茎」に区分しました。
「長花茎」では花と花の間隔が大きいし、「短花茎」では花が重なり合って見えます。